2019-04-18 第198回国会 参議院 国土交通委員会 第8号
○政府参考人(橋本元秀君) お答えいたします。 北海道外のアイヌの人々への施策といたしましては、御視察いただきましたアイヌ民族文化財団アイヌ文化交流センター、都内に設置しておりますアイヌ文化交流センターでの情報発信、文化伝承事業、また厚生労働省の電話相談事業などが実施されているところでございます。 加えまして、本法案に基づき新たに創設する交付金制度につきましては、アイヌ文化の振興等に資する環境の
○政府参考人(橋本元秀君) お答えいたします。 北海道外のアイヌの人々への施策といたしましては、御視察いただきましたアイヌ民族文化財団アイヌ文化交流センター、都内に設置しておりますアイヌ文化交流センターでの情報発信、文化伝承事業、また厚生労働省の電話相談事業などが実施されているところでございます。 加えまして、本法案に基づき新たに創設する交付金制度につきましては、アイヌ文化の振興等に資する環境の
○政府参考人(橋本元秀君) 交付金について御指摘をいただきました。 本法案に基づき新たに創設する交付金制度は、アイヌ文化の振興等に資する環境の整備及びアイヌの人々が抱える課題の解決のため、従来の文化振興や福祉施策に加え、地域振興、産業振興、観光振興等を含めた市町村の事業に対して支援を行うものでございます。 交付金制度を含むアイヌ施策の推進に当たりましてはアイヌの人々の意見を尊重することが重要であると
○政府参考人(橋本元秀君) お答えいたします。 アイヌの人々を説明する場合には様々な言い方が可能だと存じますが、一つには、古くから北海道に居住し、自然と共生する生活の中でアイヌ語、ユーカラ等様々な固有の文化を発展させてきた人々と言うことができると存じます。 また、政府といたしましては、アイヌの人々につきまして、日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族であり、今日においても独自の言語、文化や民族
○橋本政府参考人 ヘイトスピーチにつきましては、例えば、民族としてのアイヌなんてもういないといったような趣旨の心ない発言が今も繰り返しなされているというのは御指摘のとおりと承知しております。 アイヌの人々につきましては、現在では、日常生活においては他の日本の人々と変わらない生活を営んでいるものの、政府といたしましては、今日においても、アイヌの方々は、独自の言語、文化、伝統、また民族への帰属意識など
○橋本政府参考人 国連宣言につきましては、平成二十年、衆議院、参議院両院の本会議で、アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議におきまして、先住民族の権利に関する国際連合宣言を参照しつつ、総合的な施策を確立すべき、そのように御指摘いただいているところでございます。 本法案におきましては、国連宣言が、差別を受けない権利であるとか国民の理解の促進、先住民族の文化に関する権利などについて規定していることを
○橋本政府参考人 本法案に基づき新たに創設する交付金制度につきましては、アイヌ文化の振興等に資する環境の整備及びアイヌの人々が抱える課題の解決のため、従来の文化振興や福祉施策に加え、地域振興、産業振興、観光振興等を含めた市町村の事業に対して支援を行うものでございます。 交付金制度を含むアイヌ施策の推進に当たりましては、御指摘のとおり、アイヌの人々の意見を尊重するということが重要であると認識しており
○橋本政府参考人 御指摘のとおり、アイヌ文化は一様でなく、地域ごとにさまざまな特色があります。 また、各地域におきましては、それぞれの特色を生かした多様な取組を進めているものと承知しております。 例えば、私も訪問いたしました平取町におきましては、二風谷イタや二風谷アットゥシ等の工芸品を生かした地域振興につきまして、原材料の確保に苦労しながらも取り組んでおられます。 また、釧路市では、阿寒湖アイヌシアターイコロ
○橋本政府参考人 アイヌの方々に対します差別につきましては、政府が平成二十八年に取りまとめた調査によりますと、いまだ多くのアイヌの方々から、本人又はその知人が差別を受けたという回答をいただいたというふうに承知しております。 また、平成二十年の衆参両院でなされました、アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議におきましても、アイヌの方々が、法的には等しく国民でありながらも差別され、貧窮を余儀なくされたという
○橋本政府参考人 アイヌの方々につきましては、現在では日常生活においてほかの日本の人々と変わらない生活を営んでいるものの、政府といたしましては、今日においても、アイヌの方々は独自の言語、文化や民族への帰属意識などの面から、民族としての独自性を有しているものと認識しているところでございます。 政府といたしましては、我が国にアイヌという民族やアイヌ文化が存在するということについて国民の認識を一層深めることが
○橋本政府参考人 ただいま委員から御指摘のございました不正経理問題、事前にお伺いしたところでは二〇一〇年に公表ということでございますので、北海道庁が二〇一〇年に公表しました事案について改めて調べてまいりました。 それによりますと、北海道アイヌ協会の釧路支部において、領収書の改ざんであるとか水増し請求のあった事案だと承知しております。これに対しまして、釧路支部の役員が責任をとって退任するとともに、不正受給金
○橋本政府参考人 お答えさせていただきます。 今、教育というお話がございました。教育につきましても、新法に盛り込むかどうかにつきましては現在鋭意検討中でございますので、ちょっとお答えできる段階にないことを御理解いただきたいと思います。 繰り返しになりますが、アイヌの方々の自立を図るという観点から、アイヌ政策を、地域振興、産業振興も含めまして総合的に推進していきたい、そのように考えているところでございます
○橋本政府参考人 お答えさせていただきます。 新しい法律の内容につきましては、先ほども御説明させていただいたとおり、現在検討中でございますので、その中にアイヌの方々に対する生活支援を盛り込むかどうかについては、現在、お答えできる段階にはございません。 いずれにせよ、アイヌの方々の自立を図り、未来志向のアイヌの政策となりますように、これまでの文化振興、福祉政策に加えまして、地域振興、産業振興等も含
○橋本政府参考人 お答えさせていただきます。 新法についての、その目的、検討状況から御説明させていただきますが、アイヌの方々が民族としての名誉と尊厳を保持し、これを次世代に継承していくことは、多様な価値観が共生し、活力ある共生社会を実現するために必要であると認識しております。 政府といたしましては、アイヌの方々の自立を図り、未来志向のアイヌ政策となるよう、これまでの取組に加え、地域振興、産業振興等